フレッツ 光ネクストを契約したのに、通信速度があがらない・インターネットが遅い、という方に改善方法をご案内いたします。
ご確認いただきたいポイントについて
※インターネットをご利用の場合には、フレッツ光(インターネット接続サービス)に対応したプロバイダーとのご契約・料金が必要です。
お客さまのチェックポイント
チェックポイント❶
お客さまの端末について
パソコン・OSについて
ご利用のパソコンによっては、処理速度やメモリー容量、ハードディスクのアクセススピード等が原因で、ブラウザーの表示処理が遅くなる場合があります。
パソコンのメモリーの増設、ハードディスクの最適化をすることでいくらか改善することもあります。
また、OSによっては、高速な回線向けに最適化されていないこともあるため、光回線を利用しても通信速度があがらないことがあります。
Windows® MEやWindows® XPなど、メーカーのサポートが終わっているOSは、セキュリティー上の問題などを修正するプログラムも提供されないため、最新のOSが搭載されたパソコンのご利用をおすすめします。
※Windows®およびWindows® ME、Windows® XPは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
セキュリティーソフト等の常駐プログラムについて
セキュリティーソフトなどの常駐プログラムが通信速度に影響することがあります。
セキュリティーソフトは、パソコンに届いたデータやパソコンから送るデータを常に確認し、危険がないかチェックしているため、通信速度があがらなくなる可能性があります。
LANポートについて
「フレッツ 光ネクスト」 の通信速度を活かしてご利用いただくためには、ご利用のパソコンのLANポート(LANケーブルの差し込み口)が「1000BASE-T」に対応している必要があります。
「1000BASE-T」は「ギガビット・イーサネット」と呼ばれる規格の一つで、1秒間に1Gbpsのデータ量を転送可能です。
LANポートの規格は、パソコン等のカタログや取扱説明書等に仕様(スペック)として記載されていることがあります。1Gbps対応のLANポートを搭載している場合、「通信機能」「外部インターフェイス」「LAN」「ネットワークコントローラー」等の名称の欄に「1000BASE-T」「1000Mbps」「1Gbps」等と記載されています。
チェックポイント❷
接続環境について
有線LAN、LANケーブルについて
ご利用のルーター、ハブ、LANケーブルやLANカードなどのネットワーク機器のいずれかが10BASE-Tまたは100BASE-TXにしか対応していなければ、最大通信速度は10Mbps 、100Mbps となってしまいます。100Mbpsを超える通信速度で利用いただくためには、ネットワーク機器は1000BASE-Tに対応したものをご使用ください。
「1000BASE-T」での通信速度については、Gigabit Ethernetの規格に基づいた理論値であり、実際の処理速度とは異なります。
詳しくは、ネットワーク機器の各メーカーのホームページをご確認ください。
現在、一般的に流通しているLANケーブルの規格は「カテゴリー5」「カテゴリー5e」「カテゴリー6」、「カテゴリー7」の4種類です。
数字が大きいほど速い通信速度にも対応できる上位の規格となります。100Mbpsを超える通信速度で利用いただくためには、1000BASE-Tに対応した「カテゴリー5e」以上のケーブル(ストレート)をお使いいただく必要があります。
LANケーブルの種類 | フレッツ 光ネクスト対応 |
---|---|
カテゴリ-5 | △ |
カテゴリ-5e | ○ |
カテゴリ-6 | ○ |
カテゴリ-7 | ○ |
LAN規格の種類 | フレッツ 光ネクスト対応 |
---|---|
10BASE-T | △ |
100BASE-TX | △ |
1000BASE-T | ○ |
△:ご利用いただけますが、100Mbpsを超える通信速度には対応しておりません
○:100Mbpsを超える通信速度に対応しております
無線LANについて
無線LANの規格は、技術の進歩とともに次々と新しいものが登場しています。
比較的古い規格である「IEEE802.11a」「IEEE802.11b」「IEEE802.11g」は、最大通信速度が100Mbpsを下回っています。
100Mbpsを超える通信速度で利用いただくには、「IEEE802.11n」「IEEE802.11ac」に対応したものをご用意ください。これは、ルーターなどの無線LAN親機の規格だけでなく、無線LAN子機の規格も同様です。
また、無線LANの伝送速度はお客さま宅内の環境(無線LAN機器間の距離や障害物、電波干渉※等)に大きく左右されるため、たとえ「IEEE802.11n」や「IEEE802.11ac」の機器でも十分な速度が出ないケースもあります。
無線LANが原因で通信速度があがらないと感じたら、一度パソコンを有線LANで接続してみることをおすすめします。
※無線LANの規格によっては、電子レンジなどの電磁波を発する機器の影響を受けることがあります。
周辺機器のファームウェアについて
ルーターなど周辺機器のファームウェアが最新でない場合も通信速度に影響することがあります。
周辺機器メーカーは、セキュリティー上の問題を修復したり、性能を改善するため、ファームウェアを不定期に更新しています。周辺機器のファームウェアを最新にすることにより、通信速度が改善されることがあります。
メーカーや周辺機器の提供者(プロバイダー等)からファームウェア更新の案内があれば、更新されることをおすすめします。
回線接続状況について
「フレッツ 光ネクスト」は、ベストエフォート型サービスです。最大概ね1Gbps とは、技術規格上の最大値であり、実効速度を示すものではありません。インターネットご利用時の速度は、お客さまのご利用環境やご利用状況等によっては、大幅に低下することがあります。
ベストエフォートとは?
サービスの品質(QoS)の保証がない通信サービスのことを指します。
品質の内容はサービスやネットワークの種類によって異なりますが、最低限保証される通信速度や、メンテナンスや故障による中断時間が最大で1年間にどれくらい発生しうるか、送信したデータが決められた時間以内に相手に届くか、セキュリティーが確保されるか、などがあります。
保証される最低通信速度はどれくらいですか?
本サービスはベストエフォート型のサービスであり、最低通信速度は保証されておりません。また、一般的な通信速度については、お客さまのご利用環境、ご利用時のネットワーク、サーバー等の混雑状況等、様々な要因により影響を受けますので一概には申し上げかねます。
通信速度があがらない原因とは?
通信速度があがらない原因は、上記のチェックポイントにお示しした「お客さまの端末」「接続環境」の他、以下の外部要因が考えられます。
- ネットワークの混雑
お客さまのパソコンからインターネット上の通信相手(ウェブサイトなど)に至る経路で、曜日や時間帯、一時的な要因で混雑が発生し、通信速度があがらないことがあります。 - 通信相手(ウェブサイトなど)の混雑
お客さまがご利用の通信相手(ウェブサイトなど)にアクセスが集中すると、通信速度があがらないことがあります。
混雑が発生している場合は、しばらく時間をおいてからアクセスすると改善することがあります。
問題解決のために
ご利用の通信速度を把握する(速度を測定する)
NTT東日本では、お客さまにフレッツ網からお客さま端末までのベストエフォートの通信速度を測定いただけるサイトとして、「サービス情報サイト(速度測定)」をご用意しております。